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星の絵はがきbyえびなみつる

2009年12月号   12月14日
12月14日 ©えびなみつる

時は元禄15年、12月14日。赤穂浪士47人は本所、吉良邸に討ち入り、上野介の首級をあげる。 いわゆる「忠臣蔵」の題材となった江戸の大事件だ。

なぜ、この夜が討ち入りの日に選ばれたのか?むろん上野介が確実に屋敷にいなければならないし、 浪士側の準備の都合もあっただろう。しかし、最大の理由は(たぶん)この夜が満月だったからに ちがいない。
実際の討ち入りは翌日未明のことで、日付は15日。当時は旧暦なので15夜の月、満月が 煌々とあたりを照らしていたはずだ。
江戸時代の夜は暗かった。提灯や松明の明りで敵を探すことは むずかしい。闇の中で仇に逃げられたら二度とチャンスは来ないのだ。武器を持った47人にとっては 同士討ちをさけるためにも月の明りが必要だった。

浮世絵師歌川国芳の「忠臣蔵十一段目夜討之図」には右上に大きく満月が描かれている。 この月はまさにナイターの照明設備の役目を担った重要な舞台装置だったと言えるだろう。

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