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©えびなみつる
11月。夜の9時。ちょうど頭のま上にアンドロメダ銀河が見えています。
天体写真のように見えるわけではありませんが、小さな米粒のような形の光のシミとして見えるのが、アンドロメダ銀河のバルジと呼ばれる中心の明るい部分。
東京のような大都市でも、郊外の明かりの少ない場所なら、肉眼で見ることができます。
この銀河までの距離は230万光年。ということは、今見えている小さな光は、230万年前にあの銀河を出発した光ということになります。
と、いうことは、もし、今、アンドロメダ銀河からこちらを見たら、やっと直立二足歩行を始めた進化の途中にある人類が見えることになります。
そう考えると、星空を見るということは過去を見るということと文字通りの意味で同義なのです。
夜の帰り道、ふと見上げた木枯らしの空にアンドロメダ銀河を見つけた時、あなたはタイムマシーンに乗っているのです。
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